霊的成長とは何か

１．"霊的"とは何か？

　霊的という言葉は「霊に関する」という意味合いもありますが、もっと高い次元の意味合いもあります。神的と同じような意味合いです。場合によっては、さらに高い意味合いもあり得ます。

　霊的は、肉的との対比で「物質次元に比べて高い次元の」という意味があります。したがって、霊的には「物質世界の」との対比で、「精神世界の」という意味が含まれています。

２．"霊的成長"の内容

　"霊的成長"の内容を分析してみます。

（１）浄化

　生命エネルギーを受けて浄化されることによってきれいになることです。

　肉体、幽体、各次元の霊体、み魂、チャクラ、それら全てにわたってきれいになることです。浄化とは、肉体について、本来の組織を傷つけることなく汚れを除去することであり、み魂やチャクラについては、罪穢れからくる曇り、カルマが消えることです。

（２）智性化

　智性化することにより、智恵が容易に湧き出るようになることです。宇宙の真理に裏打ちされた智恵は、肉体の意識が高い次元の存在と交流できることによって実現できます。 同じ仕組みで、視聴覚神経が智性化しますと、高い次元のものを見聴きする能力が得られることもあります。

（３）想念向上

　想念、つまり“想い”が健全になること、向上することです。悪いことを行わず、善い行いをすることが習慣になることです。想念が向上し、善い行いをすることが習慣になりますと、純粋な生命エネルギーを常にいただいて浄化が進みます。

　"霊的成長"によって、高い次元の情報が容易に得られるようになりますから、ますます適切な判断をすることができるようになります。その結果、善悪の判断が的確になりますから、さらに想念が向上し、善い行いをする、それにともなって純粋な生命エネルギーをいただいて浄化されるという好い循環に入ります。

３．霊層昇華

　このような、浄化・向上を果たすことによって、霊層が昇華します。さらには次元が上がります。「我と彼では住む世界が違う」というコトバがありますが、正に住む世界が高い世界になるのです。

４．幸福化

　霊層昇華するとそれだけ幸福になります。地獄界にいた魂が霊層向上して極楽界に行ったら、当然のように幸福になります。私たち人は多次元の存在なので、魂が極楽界に行けば、現界でも幸福になります。　ただ、現界は様々なものが交じり合った世界ゆえに、現界にいる間は純粋に幸福というわけにはいかず、いろいろな不幸な現象も目にします。しかし、いかに不幸な現象を見受けても、心（精神面）が翻弄されることはなく穏やかです。