精神世界と幸不幸

人は、約400年のサイクルで、現界に来たり、幽界に行ったりして、育てられています。今、現界に生きている人々は、過去に、平均して3回から4回の人生を経験しています。

人間は死んで肉体を失っても幽体、霊体、魂などは残り、あの世(幽界)で生活します。幽界は、下から寒冷地獄界、地獄、重労働界、軽労働界、中有界、温暖遊化界、極楽界(天国)に分かれています。各階層の中は細い階層に分かれています。

幽界では、人間は想いが悪く魂が汚いほど下に居り、想いが善く魂が浄らかであるほど上に居ます。高度に浄まった状態になると、特別な役割がある場合以外には、肉体をもって現界に生まれることがなくなります。その代表的存在が、極楽界の上半分にいる聖者です。 

人は、現界にいるときでも、実はこのような霊層があり、その霊層に見合って、幸福な人生を送ったり、不幸な人生を経験しています。 

宇宙を遥かに超えた世界である天上界には、宇宙を初め、すべてを造り、運営しておられる天が実在します。この天によって、このような、一人ひとりの運命をコントロールなさっています。 

天は、人間とは比べることができない次元を超えた世界のご存在であるために、その実在を科学的に証明することなど出来ません。しかし、異次元交流の事実では確かなことであり、人の存在の原点でもあります。 

 天は、現界に人間をして天国のような社会を作らせる計画を推進しておられます。このことは異次元交流の事実としてはまったくその通りなのですが、見えない世界のことなので、賛同できにくいかも知れません。 

それなら、長い年月をかけずに、今すぐ天国のような社会にして欲しいと思われるかも知れません。それが簡単にできないのは、欲望と自由意志をもつ人間が正しいことを考え、善い行動をとるように育てようとしておられるからだと思われます。 

それは非常に難しいことですが、できれば非常に素晴らしいことです。天は、桁違いに高い能力をおもちになっておられますので、このような、できれば素晴らしいけれども実施は非常に難しい課題に取り組んでおられるのです。







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