気づきと悟り
気づきと悟り
「気づくこと」と「悟ること」の違いに悩まれた方より寄せられたご質問を受け、よき機会を戴きましたゆえ、資料にいたしました。ご参考になさって戴ければ幸いです。
質問:
「悟ること」と「気づくこと」の違いが今一歩、分かりません。瞬時に分かってしまうことが悟ることのような気はしているのですが・・・?
回答:
「気づくこと」は、悟りの“基礎”となる重要な要素です。
いわば、「気づいている」ことは技術、そして「悟ること」はその技術を駆使した成果ともいえます。
「気づいている」ことと、「悟ること」の状態;仕組みを挙げてみますと、
*「気づいている」こと
顕在意識に湧く想いを、超顕在意識が客観視(観察)している状態
*「悟る」こと
顕在意識や低次元の意識(の想い)が、より高次元の意識;み魂の想いに到達(合一)している状態
想念浄化などにより、気づきの意識でもある超顕在意識が発達してゆくにつれ、気づいたと同時に、意識が“悟った!”ということはもちろん、あります。
想念向上を果たし、聖者ともなれば、各意識間の合一が成されているゆえに、気づいた瞬間に悟ってゆきます。
その境地に達したならば、あるいは、その密接な関係ゆえに「気づき」と「悟り」はさしたる違いはないように感じることもあると思います。
気づきを体験し続けることによって、悟りはますます深まり、意識間の想いが合一し、意識間の想いが共有化してゆきます。
そうなれば、気づき→悟るのに時間的な差が生じなくなってゆきますから、「瞬時に分かる」ようになるのです。
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