潜在意識浄化法

過去世の出来事を含めて、過去の出来事が潜在意識に深い"わだかまり"や"とらわれ"、"想い癖"、"しこり"を作っている場合があります(学問的には、PTSD:心的外傷後遺症:トラウマと呼ばれています)。その"わだかまり"や"とらわれ"が本人を苦しめ、幸福になれない原因となっています。その"わだかまり"や"とらわれ"、"想い癖"を解消すると、本人の気持ちが見違えるように明るくなり、健康も改善します。


 ここでいう潜在意識とは、意識の多次元性で言うところの、魂の意識、副魂の意識、精細な霊体の意識、粗い霊体の意識、幽体の意識、肉体の意識、統合意識、深層意識、表層意識、心、表面の意識などの要素意識の総体です(塾生の場合には、もっと要素が多い)。


 "わだかまり"とは、他人(多くの場合、身内の人)から苦しめられた場合に、その人に対する、恨み、憎しみが潜在意識の要素(副魂、五次元霊体の意識など)に発散されることなく、わだかまっているものです。一旦わだかまってしまうと、その意識にとっては、時間が止まってしまい、4世前(約1600年前)のことでも、最近のことのように生々しく恨んでいる場合が少なくありません。


 "とらわれ"とは、自分のせいで他人(多くの場合、身内の人)を苦しい想いをさせたと、自分を責める想いや、そのような行為をする原因を作った自分の醜い心を蔑む想いが、潜在意識の要素(副魂、五次元霊体の意識など)に発散することなく仕舞い込まれているものです。この場合も、その意識にとっては、時間が止まっています。


 "想い癖"とは、過去の非常に強い心の傷に対応して、似たような刺激があると、ある特定の悪い反応をすることです。パニック障害はその最たるものです。


 "しこり"とは、"わだかまり"や"とらわれ"、"想い癖"ほどには、はっきりした特徴がないのですが、やはり嫌な想いをしまい込んでいるものです。


 これらの"わだかまり"や"とらわれ"、"想い癖"は、潜在意識のすべての要素(魂、幽体の意識など)にある場合もありますが、多くの場合には、1つ~数個の要素に染み付いています。


 どの潜在意識の要素がどのような"わだかまり"や"とらわれ"、"想い癖"、"しこり"をもっているかを知ることが重要です。今世のことであれば、本人に思い当たることがあるはずですから、それをはっきりと意識します。他人が潜在意識の浄化を行う場合には、さらにそれを聞き出すことです。


 過去世のことについては、それを把握することは難しいですが、明心塾の交流法では、自分のことでも他人のことでも、潜在意識の各要素と交流することによって、それが簡単にできます。


 "わだかまり"や"とらわれ"、"想い癖"、"しこり"が分かった場合には、それを解決するために、交流法を使います。交流法を使わなくても不可能ではありませんが、退行催眠など、非常に高度なスキルと長い時間が必要です。


1.他人が潜在意識と交流する方法


 潜在意識と交流して、すべての要素について、"わだかまり"や"とらわれ"、"想い癖"、"しこり"がないか調べ、あれば、その"わだかまり"や"とらわれ"、"想い癖"、"しこり"の原因となっている苦しみを真正面から受け止めて苦しむように言い聞かせます。そうすれば、"わだかまり"や"とらわれ"は溶け、苦しみは解消します。そうすると、霊層も飛躍的に上がります。


2.自分で潜在意識と交流する方法


 自分で潜在意識と交流する方法は、潜在意識を浄化する人が違うだけで、やりかたは、1と同じです。


ワンポイント


 潜在意識浄化法は、交流法ができると、他人が行うにも自分で行うにも、非常に簡単です。潜在意識の"わだかまり"や"とらわれ"は、本人の幸福を大きく阻害するものですから、交流法の適用分野として非常に有用なものと言えます。






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