一般悪想念浄化法

人を不幸にしているのは悪いカルマ、悪いトラウマ、悪想念です。このうちトラウマは釈尊が分っていなかったのですが、カルマ、悪想念は分かっていて多くの経文に残っています。 

 

そんなに古くから分かっていた不幸の原因のうち、カルマ、トラウマに対処する一般カルマ浄化法、一般トラウマ浄化法は、それぞれに示されていますから、ここでは、悪想念の浄化法を学んでゆきましょう。 

 

交流法を用いて相手の反応が捉えられなければ、どの意識が悪想念をもっているか分りません。「悪想念」の場合、対象となる意識は、み魂、副魂、6次元霊体の意識・副意識、5次元霊体の意識・副意識、4次元幽体の意識・副意識、肉体の意識・副意識の潜在意識10種と、顕在意識も重要な要素です。これらのうち、どの意識に悪想念があるのかを特定できなくとも、悪想念の浄化ができれば当面の目的は果たせます。 

 

悪想念は、悪いカルマの素となっており、カルマは、因果律によっていずれ購わせられるのですが、その悪いカルマになる前に摘み取ってしまおうというのがこの「一般悪想念浄化法」です。 

 

先ず、自分の潜在意識と顕在意識に語りかけます。


「私の潜在意識さん、顕在意識さん、何か悪い想念を持っていませんか?悪想念は苦しみの原因ですから、持っていたら浄化しましょうね。」


ここまでは、心構えです。 

 

段々に核心に迫っていきます。


「苦しい想いが湧いた瞬間、これは“苦しい”もので心地よくないということに気づいていれば、どんなに苦しいことが起こっても、その想いが悪化を辿り、悪想念として定着してしまうことはなく、例え、悪い想いを持ったとしても、常に気づいていることで、その想いに囚われることなく収めることが出来ます。 

逆に苦しい、心地悪い想いであることに気づかなければ、その苦しみをもたらした相手などを反射的に憎むなどして、悪想念を起こし、更なる苦しみを伴います。今あなたがもっている悪想念は、そのようにして出来たものです。」


気づきは超顕在意識の受け持ちです。ですから、このような気づきができるよう常に超顕在意識を育てる必要があります。 

 

超顕在意識を育てるには、超顕在意識を浄化するのが手近な方法です。また日頃より、自分の顕在意識の想いに気をつけて観察し、常にその想いに気づいていることが大切です。 

 

また、自分の悪想念をよく反省し、悔い改める必要があります。気づくこと、反省し悔い改めることは、これまでの自分(の想い)、習慣となっている想いを覆すことにもなりますから、難しい面もありますが、ここに悪想念浄化のポイントがあります。 

 

なお、悟りのかなり遅い潜在意識に対しては、もう少し手助けが必要な場合もあります。そんな時、悪想念の素となる“嫌な想い”を挙げ、その想いを各意識に再び思い起させることで浄化へと導くとよいでしょう。たとえば、怒り、悲しみ、憎しみ、怨み、後悔、自責、咎め、嫉妬、蔑み、寂しさ、侘しさ、切なさ・・などなどです。 

 

また、「潜在意識さん」とひとくくりにせずに、み魂さん、副魂さん、6次元霊体の意識さん・副意識さん、5次元霊体の意識さん・副意識さん、4次元幽体の意識さん・副意識さん、3次元肉体の意識さん・副意識さん、というように個別の意識に呼び掛けるのもよいでしょう。と言っても、各意識や魂にそれぞれの話をする必要はなく「み魂さん」から順繰りに、「顕在意識さん」まで各11種の意識の名を続けて呼びかけた上で全体に諭せばよいのです。 

 

多くの場合、潜在意識が溜めた悪想念は今世のもの、それも近い過去のものです。また悪想念をもちやすい潜在意識としては「肉体の副意識」が挙げられます。ただ、人によっては肉体の意識である場合もありますし、他の意識である場合もあります。 

 

上記の方法を繰り返していると悪想念はかたっぱしから浄化します。ただ、悪想念をもちやすい意識がありますから、その意識を見つけて、想念浄化の業または浄化の業を繰り返し行ってゆく必要があります。







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