一般トラウマ解消法

トラウマ効果的に解消へと導くのが「一般トラウマ解消法」です。心のセルフケアとして非常に効率的ながら、誰もが容易におこなうことができる技法です。

方法

先ず、自分の潜在意識に語りかけます。

 

「潜在意識さん、何かトラウマを持っていませんか?トラウマは苦しみの原因ですから、持っていたら解消しましょうね。」 


ここまでは、心構えです。 

 

段々に核心に迫っていきます。


「苦しい想いに湧いた時、その想いを素直に受け止め、味わい尽くしていれば、どんなに苦しいことがあってもトラウマを作ることはありません。しかし、その苦しみをすべて味わうことなく、苦しみから逃げてしまうとトラウマができます。今あなたがもっているトラウマは、そのようにして出来たものです。」


ここまで言えば、悟りの速い潜在意識であれば、トラウマの解消を始めます。 

 

しかし、悟りの遅い潜在意識もありますから、さらに語りかけを進めます。


「できたトラウマは、そのトラウマとなったもとの苦しみを味わえば解消します。苦しい想いを味わう際の苦しみはほんの一時のものです。それに対し、トラウマの苦しみは永続的なものですから、勇気を出して苦しみと向き合いましょう。」


これで、トラウマの解消が始まります。  


なお、悟りのかなり遅い潜在意識に対しては、もう少し手助けが必要な場合もあります。そんな時、苦しみとなる“想い”、つまりトラウマの素となる“想い”を挙げ、その“想い”を思い起させることによって解消へと導くとよいでしょう。たとえば、怒り、悲しみ、寂しさ、侘しさやひもじい想い、妬みや嫉み、憎しみや怨み、後悔、自責、咎め、蔑み・・などなどです。 

 

また、“潜在意識さん”とひとくくりにせずに、み魂さん、副魂さん、6次元霊体の意識さん・副意識さん、5次元霊体の意識さん・副意識さん、4次元幽体の意識さん・副意識さん、3次元肉体の意識さん・副意識さんというように個別の意識に呼びかけます。と言っても、各意識や魂にそれぞれの話をする必要はなく、“み魂さん・・・・・・・肉体の意識・副意識さん”と対象となる意識の名(10種)をあげて諭せばよいのです。 

 

解説

人の過去世が概ね4世あるとすると、この世を生きた時間は大まかに計算して、40年(各世の平均的寿命)の4倍で160年ほどです。4世前はおよそ1600年前(日本では縄文・弥生時代)で、土地を持つ者と、持たない者というように貧富の差による生存競争の激しい時代で、日々の食糧を得ることの苦労は大きく、大概の人が大きなトラウマを作るような苦しみを経験しています。 

 

その後の戦国時代は、やはり弱肉強食の生存競争が激しく、命を懸けたやり取りも多かった時代ですから、その時代に生き抜いた人にとって、トラウマを作る機会も多かったことでしょう。 

 

そうでない時代にも、その時々の“想い”の在り様によって苦しみは降ってきます。 

 

どの時代にどの潜在意識が溜めたトラウマであっても、上記の方法を繰り返しているとトラウマはかたっぱしから解消します。ただ、大きなものから小さなものまでを含めるとトラウマは数多くありますから、この「一般トラウマ解消法」を繰り返し行う必要があります。






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