自分の悪いカルマを効果的に浄化へと導くのが「一般カルマ浄化法」です。心のセルフケアとして非常に効率的ながら、誰もが容易におこなうことができる技法です。
先ず、自分の潜在意識である“み魂”や“副魂”に語りかけます。
「私のみ魂さん(もしくは副魂さん)、何かカルマを持っていませんか?悪いカルマは苦しみの原因ですから、持っていたら解消しましょうね。」
ここまでは“心構え”です。
段々に核心に迫っていきます。
「過ちを犯した際、迷惑を掛けた相手へ素直にお詫びをしていれば、過去にどんな悪いことをしていたとしても、そのカルマで大きく苦しむことはありません。しかし、自らの悪心、悪行を詫びることなく、やり過ごしてしまうと悪いカルマとなり、更なる苦しみを伴います。今あなたが持っている悪いカルマは、そのようにして出来たものです。」
ここまで言えば、悟りの速いみ魂や副魂であれば、自主的にお詫びを始めます。
しかし、すべてのみ魂や副魂が悟りが速いとは限りませんから、さらに語りかけを進めます。
「出来てしまったカルマは、そのカルマを積む素となった“過ち”についてお詫びをすれば解消します。詫びる際の苦しみはほんの一時のもの。むしろ逆に、詫びること自体、苦しみから解放されて喜びを感じ得るものなのです。それに対し、詫びずにその悪いカルマを持ち続ける苦しみは解消されるまで、いつまでも続く永続的なものですから、勇気を出して犯した過ち、悪心・悪行と向き合いましょう。」
このように導き、カルマの解消へと促します。
詫びる相手は、一般的には御天之御大聖主之御方様および、迷惑を掛けた相手です。
過去世のカルマについては、迷惑を掛けた相手(人)は幽界にいるのが普通ですが、再生して現界にいる場合もあります。
このことを念頭におき、例え相手に通じているのかが分からなくとも、心の中で詫びること“心からの詫び”が大切です。
人の過去世が概ね4世あるとしますと、この世を生きた時間は大まかに計算して40年(各世の平均的寿命)の4倍で160年ほどです。4世前はおよそ1600年前(日本では縄文~弥生時代)で、土地を持つ者と、持たない者というように貧富の差による生存競争の激しい時代でしたから、日々の食糧を得ることに苦労し、大概の人が大きな悪いカルマを積むような、罪や穢れを経験しています。
その後の戦国時代は、やはり弱肉強食の生存競争が激しく、命を懸けたやり取りも多かった時代ですから、その時代を生き抜いた私たちにとっては悪いカルマを積む機会も多かったことでしょう。
そうでない時代にも、自由意志による悪心・悪行を持つゆえに、人は、罪穢れを積んでいます。
たとえば、神様にご無礼をする、自殺する、人を殺す、傷つける、苛める、不必要に生き物を殺す、物を盗む、人の権利を侵す、姦淫する、自然環境を損なうことをする、健康に悪いことをする、悪口を言う、人を騙す・欺く、自分を偽るなどなど。
また、想念の面から見ますと、自分を蔑む、憎む、我欲や慢心(傲慢・高慢)、人を裁く心、金品や名誉、色情への執着、他人を見下す、妬む、恨む、などなど。
どの時代に溜めた悪いカルマであっても、上記の方法を繰り返しているとカルマはかたっぱしから解消します。
ただ、大きなものから小さなものまで含めるとカルマは数多くありますので、この「一般カルマ浄化法」を繰り返し行う必要があります。
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