想念浄化の業

個別悪想念浄化法

“個別悪想念浄化法”は、個別に、意識に定着している悪想念を特定して浄化を図る、効率的な潜在意識浄化法です。


交流法を用いて、どの意識に悪想念が定着しているのかを把握し、悪想念に至った経緯を踏まえることにより、意識に染みついた問題点を的確に捉えた浄化が可能となります。加えて、想念浄化の業と併用しますと更に効率的です。


悪想念は、遠い過去世のカルマやトラウマの浄化、解消が進むにつれて、比較的近い過去に定着したものが浮上してくる傾向にあります。


そもそも、本人の過去世における善からぬ想いから、悪いカルマやトラウマ(心の傷)を拵えた経緯を踏まえれば、悪想念はその元凶となりうるため、できるだけ悪想念として定着する前に解消したいものです。そのためにも有効なのがこの悪想念浄化法です。


先ずは、悪想念が定着している意識、あるいは悪想念を持ちやすい傾向にある意識を特定するために各意識と個別に交流し、どの意識に悪想念が在るのかを探ってゆきます。

対象となる意識は、肉体の意識・肉体の副意識~魂・副魂までの潜在意識10種と顕在意識の、合わせて11種の意識群です。


たとえ、交流法が十分に活用できず、悪想念を持つきっかけになった経緯を把握できなかったとしても、どの意識に悪想念があるのか、あるいは、悪想念を持ちやすい傾向がある意識を特定するだけでも浄化の効果は上がります。


悪想念が顕在意識にある場合には、今世の過去の経験から悪想念が生まれ、そのことを顕在意識が覚えていますから、その記憶を辿り、悪想念定着のきっかけとなった苦しい経験や辛かった出来事を思い出し、その心地悪さを味わいます。

ここまでは“トラウマ解消法”と要領は同じなのですが、悪想念浄化法は、改心に至るまで導くための“諭し”が最も重要な点と感じます。


悪想念が定着していますと、たとえば、トラウマの一種である“想い癖”のように、物事に対応して固執の想いが、条件反射や無意識(本人の顕在意識は認識していない状態)に湧いていて、それが常習化されています。


想いの“習慣”や“クセ”となると案外、本人は気づきにくいものかもしれません。仮に、気づいていたとしても、その習慣やクセが“悪い”とか“不幸である”という認識がなければ改めることは難しいでしょう。どちらかといえば“あまり善くはない”程度では今一歩、改心に至りません。


幸せを求めるのが本来の人ですから、その想いが不本意、あるいは不幸な想念であれば、潜在的(あるいは顕在的)に何かしらの違和感があるはずです。が、自分(の想い)を正当化する自我;エゴの働きにより、その違和感に気づきにくい状況を生み、改心を困難にしています。


その時々の想念に、常に気づいて(客観的観察視)いますと、不穏な想いが湧いた瞬間に違和感(心地悪さなど)を感じますから、その違和感を放って置かずに対処し諭してゆけばよいのです。

そうしますと、その想念が“悪想念”として悪化の一途を辿ることなく、意識に定着せずに済むものの、違和感に気づかず、思うがままに任せていますとその対処の仕方自体が習慣化してゆきます。


意識に染みつき、定常的に湧く悪想念を諭すことは“いつもの”自分(の想い)を覆すことになりますから、なおさら難しいこともありますが、改心が成された時の至福感を想えば辛抱強く取り組んだ甲斐があるというものです。


“諭し”は、意識の経験と成長がある程度進みますと、容易にかつ、より有効的な働きかけが成されることから、先んじて、想念の違和感を必要十分に経験し、気づけるようになることです。そのことを常に意識してゆくよう心掛けることは大切です。


悪想念を持つ意識の特定が難しい場合には、『一般悪想念浄化法』をその都度行ってゆくとよいでしょう。その場合にも“諭し方”は同じく、重要です。


意識の成長である悟りには、いくつもの段階があり、一度諭せば改心に至るとはいかないのが一般的です。染みついてしまっている悪想念ほど根は深く、悪想念を持ちやすい意識の場合、成長途上であるがゆえに、その成長を促して改心に至るまで根気よく、個別悪想念浄化法(あるいは一般悪想念浄化法)とともに想念浄化の業を用いて、諭してゆく必要があります。






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